Tokyo Green

No Mountain , No Life.

御嶽山 Climb under the blue sky

約5分

登山サークルTokyo Greenの登山ブログ Greenの日々。今回は三連休の初日に登った百名山の御嶽山を綴っていきます。
タイトルに初めて英語を利用しましたが、これは合っているのか?(笑)
今年から山頂へのルート規制が解除され、8月頭には登る予定はなく、急遽他のメンバーが登った写真を見て、思い立って計画を立てました。

御嶽山は、北アルプスなのかそうじゃないのか的な議論も多いようですが、岐阜と長野(木曽・王滝)の県境にそびえる3000m級の独立峰です。
登ってから理解したのですが、とてもどっしりとした大きい山体で、幾つものピークを抱えています。池も多く、二の池や五の池などの水のアクセントも豊富にあるのがこの山です。五の池小屋は有名ですよね、来年は必ずや宿泊したいと思っています(笑)。

御嶽山
いや〜青いです!

御嶽山をブログで綴る上では、やはり2014年のあの時を少し振り返りたくなります。2014年9月末、この山は突然噴火し多くの犠牲者と行方不明者を出してしまいました。当時の私は本格的にアルプスの山に登り始めた最初の年で、雨の仙丈ヶ岳、曇りの立山、雨の屋久島とか雨だらけの天候に恵まれない山行ばかりでいよいよ登山は「面白くない」と感じていた9月末・・・ちょうど噴火の時は尾瀬の紅葉と至仏山を快晴の最中登っていたと記憶しています。山の噴火というのを山登りを始めたからこそ初めて身近だと意識した、そんな記憶が少しあります。

御嶽山へは、都内夜集合から深夜発で伊那インター、木曽という奥地というか歴史的には由緒ある場所を車で移動します。いよいよ目的地の黒沢登山口の直前では、謎の石碑が数百から数千という数が立てられており、霧とライトによる怪しい光の影響もあって中々びっくりします・・・ちょっと怖い^^; 御嶽山は信仰の山でもあるそうですので、過去の経緯を知らないと石碑の謎も解けませんが、午前3時ではそんなことをググる気力もないので到着したら速攻で仮眠をとります。

六合目登山口

朝6時前に黒沢登山口(六合目)を出発、すでに快晴で、1ヶ月前の雲ノ平以来の北ア登山に期待を膨らませて登っていきます。
階段続きの登山道ですが、丹沢の大倉尾根より優しい段差なので、大倉尾根を登った人は恐らく無難に登れると思います。
少しずつ木々の隙間から中央アルプスや北アルプスの乗鞍岳や穂高岳・笠ヶ岳も見え始め、今年8月下旬の土日山の予定を仕事等で邪魔されて山に登れなかった悔しさに涙します(笑) 今年の土日は本当に天気に恵まれましたね。

八合目の女人堂に出ると、御嶽山の山頂部がはっきりと肉眼に捉えられます。青空が濃すぎて感動します。

濃い青空が山体の白さと合ってワクワクです!

 

北アルプス今年もっと登れば良かった(>_<)

そこからあと2時間弱にて山頂手前、ヘルメットを念の為被って登り、あっという前に到着!(この間は快晴の展望に感動しっぱなしでした!)
石川白山や、中央・南アルプスの先に富士山、北アルプスの笠ヶ岳や恐らく薬師岳と思われる山体も見え、ここの山頂から見える展望に、来年は五の池小屋に泊まってじっくり御嶽山を登ろうと決意した私でした。

遠くは南アルプスや富士山がはっきり!

山頂アタックのあとは、二の池ヒュッテの担々麺を食しながら、ガスが出てきたので行くのを止めた摩利支天山のかっこよさも確認しながら、御嶽山の登山を終えました。下山後は伊那市内のソースカツ丼屋の「たけだ」さんにお邪魔。過去最高のとんかつ(肉が溶けました!)を食し、この日の大満足した山行とグルメ旅を終えました。

二の池ヒュッテ
山で担々麺は素敵!
とんかつが溶けました!ここのソースカツ丼は食すべし!

御嶽山ですが、ロープウェイが豊富にあるので子供連れやツアー客もすごい多かったです。昼前に九合目を下山で通過する頃にはこれから山頂へと登る人たちで溢れかえっていました。なぜこんなに人気なのか?疑問に残るも特に検索はしませんが、来年再び訪れて、今度は初夏の花の時期に五の池小屋でピザとか食しながら団欒する山行を楽しみたい、すでに来年の予定が決まった私なのでした。

さて、活火山を登るということは、万が一が隣り合わせであることをよく「理解・覚悟」しないといけません。「私が登る時は大丈夫だろう」と思うと何かが起こるかもしれません。油断だけはせずに、できる最低限のことだけは事前確認と準備をしたいなと、昨日御嶽山の噴火時に助かった女性のインタビュー記事を見て、なおさらに感じる私でした。

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