登山サークルTokyo Greenの幹事がお届けする登山ブログです。
まるで街が1つ出来たような北アルプスの涸沢カール。
夜のテントあかりと朝のモルゲンロートの光が今でも脳裏に残っている、幹事の私です。
今回は、メンバーと2泊で訪れた涸沢カール・奥穂高岳への登山を綴っていきます。
9月29日の深夜、恐らく駐車場が満杯になるであろう沢渡駐車場を気にして、都内を
早めにスタート。ギリギリ空いている駐車場へ止められたものの、一眠りする頃には
もう満車。それだけ土日の天気は快晴という予報の北アルプス全域。
行かないという選択肢は無いでしょう。
上高地にバスで到着すると人混みが凄い。やはりほとんどが涸沢カールへと
進撃する人たちなのでしょう、見たこともないテント装備群の方々。
早く行かないとテント場が埋まってしまう恐れを考慮し、横尾まで只管歩きます。
このコースタイム3時間が非常に辛い、当然、平坦なので50分ほど縮めましたが。。。
快晴の横尾、槍沢方面に向かう人たちはほとんどおらず、多くの人が向かう涸沢方面へと歩を進めます。
ここから道幅は狭く登山道になるため、渋滞な山道を歩くしかありません。
もう10年はこの時期にいくのは無しですね。
標高を上げるにつれて、紅葉が進んでいるのが分かります。アルプスは、やはり時期が他よりも
早いですね。ゆっくり進むので、周りの景色を見る余裕もあります。
お昼前には涸沢カールに到着!紅葉がちょうど見頃を迎えた涸沢カール、テントの数も
多いですが、ちゃんと展望も視界に捉えました。前穂高から北穂高岳へと続く稜線、
険しそうと感じるこの山々の存在感に感激です。ちょうど、半円程度のカール中央に
位置する涸沢カール、何か、包み込まれそうな感覚に陥りそうです。
今回は2泊での山行なのでだいぶゆっくりと北アルプスの景色を堪能できます。
涸沢ヒュッテでおでんを食べつつ、ゆっくりと午後の贅沢なひと時を楽しみます。
夕食はみなさんでシチュー。あったまりますね(^o^)
この日はテントのあかりもそうですが、空は快晴。肉眼で見える天の川がどれほど
綺麗なのか、お伝えできないのが悲しい。。。
翌朝も快晴。穂高を照らすモルゲンロートと共に登山をスタートし、ザイテングラート経由から
奥穂高岳へ。確かに、モルゲンロートは下りの事故が多いというのが若干わかった気もしますが、
あっさりと奥穂高岳山頂へゴール。
上高地を上から見るのも素晴らしい山行。雲もないので(今年はアルプスはどこも最高でした!)、
これが当たり前のような認識になっちゃいそうです(笑)
すぐ近くのジャンダルムでは、1時間以内にヘリが2台救助に来ていました。
人が多いと、こういうリスクも高いのでしょう。
今年も残すところ3ヶ月。
これを書いている5日後にはラスト北アルプスの燕岳登山。すでに雨予報で、
もしかしたらこの奥穂高岳が今年最後のアルプスかもしれません。
蝶ヶ岳・槍ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・奥穂高岳と、北アルプスで主要な百名山をやっと登り終えた今年。
冬の体力維持を怠ったせいで、テント泊がちょっとキツかったです(^_^;)
反省しながら、また来年も良い山行が出来ることを今から願ってしめくくります。
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